お盆期間を前に 都がコロナ無料検査会場を設置 訪れた人は

帰省や旅行で人の移動が増えるお盆期間を前に、都内の主要な駅などで5日から設置された新型コロナウイルスの臨時の無料検査会場では、訪れた人からできる限りの対策を取りつつ、なかなか会えない家族や親せきと行動制限のないお盆を過ごしたいという声が聞かれました。

6日に神奈川の実家に帰省予定だという30代の会社員男性は「感染して無症状のまま帰省し両親にうつしてしまう可能性もあるので念のために検査に来ました。妹の子どもが産まれたので食事以外はマスクをするなど感染対策を取りながらお祝いができたらと思います」と話していました。
また、幼児教室で働いている都内の20代の女性は「職場で担当した子どもが発熱してしまい、お盆には新潟へ帰省する予定なので念のため早めに検査を受けた方がいいと思い来ました。お盆だとお墓参りもあって集団になることもあるのでできるだけの感染対策をしたい。仕事もなかなか休めるわけではないですし行動制限がないので自分で体調管理をしてふだんから気をつけています」と話していました。
また、都内で単身赴任をしているという40代の男性は「自宅が岩手にあり、毎月帰っています。これまでは帰る前に市販の検査キットを使っていましたが今回は臨時検査会場の情報をインターネットで知り来ました。自宅には高齢の家族もいるので『検査してきたよ』とちゃんと伝えて安心してもらえるようにしています」と話していました。
また、50代の会社員男性は来週から妻の実家がある山形に行く予定だといい、「市販の抗原検査のキットが手に入りづらいのでこの検査会場に来ました。行動規制はないが、感染者数が増えているので去年の夏と同じような緊張感を持って警戒しています」と話していました。
一方で、都が今回設ける検査会場は事前に専用のウェブサイトで予約が必要で、そのことを知らずに訪れた人もいました。
90代の女性は「検査会場の前をたまたま通り過ぎたので受けたいと思ったが、予約の手続きがわからずスマートフォンも手元にないので諦めました」と話していました。

帰省や旅行に行く前にどんなことを準備し、調べておく必要があるのか。
また、もし、行った先で陽性になった場合はどうすればいいのか。
感染症に詳しい「グローバルヘルスケアクリニック」の水野泰孝医師に聞きました。
【行く前の準備は】
水野医師は、帰省や旅行に行く1週間前は外食や人混みを控えることと、帰省や旅行の日程もタイトではなく全体的に余裕を持っておくことが大事だと指摘しています。
また、事前に市販のかぜ薬や解熱剤などを用意しておけば、現地で高熱が出た場合の応急処置になるということです。
滞在先の自治体が設ける新型コロナの相談窓口や受診できる発熱外来などもホームページなどで情報を入手しておくことが重要だとしています。
【滞在先で症状が出たら・・・】
そして、滞在先で新型コロナと思われるような症状が出た場合はまずは熱を測ったうえで、自分で判断するのではなく相談窓口などに電話をすることが重要で、電話がつながりにくかったり医療機関が見つからない場合は、滞在先のホテルの部屋などで少し様子をみて、顔色が悪かったり息が苦しくなったりしたときは迷わず救急車を呼んでほしいとしています。
【もし陽性が判明したら・・・】
もし、検査キットなどで陽性が判明した場合、滞在先の自治体が管轄している保健所に連絡をとったうえで保健所の指示に従ってほしいとしています。
また、もし人混みなどに行って感染が不安な場合、帰省や旅行先から帰ってきてから1週間程度は「自分が感染しているかもしれない」という意識で同僚との会食を避けたり、テレワークをしたりということも対策の1つとして検討してほしいとしています。
水野医師は「これだけ感染者が異常に増えているので、人混みをできるだけ避けるような予定を組んで飲食店では密閉された店をやめるとか、個室を利用するなどふだんの対策プラスアルファで対応してほしい」と話していました。