視覚障害者の駅での歩行 スマホのアプリ使い支援 実証実験

視覚障害者が駅のホームから転落する事故が後を絶たないなか、スマートフォンのアプリを使って安全な歩行を支援する実証実験が埼玉県内の駅で行われました。

これは東武鉄道が大手保険会社やアプリの開発会社と合同で行ったもので、6日は視覚障害者が実際に駅のコンコースやホームを歩いたり、電車に乗ったりして、アプリを使って安全に歩行できるか確認しました。
このアプリは、視覚障害者のスマートフォンの映像を、専門のオペレーターが見て周辺の情報を伝えるもので、全盲の女性2人は白じょうをつきながら片手でスマートフォンを持ち、ホーム上の点字ブロックの位置や電光掲示板の内容についてオペレーターとやりとりしていました。
実証実験は来年1月まで続けられ、利便性や安全性を確認するほか、駅特有の騒音や通信状況といった課題についても検証することにしています。
実証実験に協力した藤井実都江さん(49)は「自分自身で安全を確保するのが前提ですが、1人で迷ったときにサポートしてもらえるという安心感があり、とても便利だと感じました」と話していました。
東武鉄道お客様サービス課の椎木誠課長補佐は「目の不自由な人が、自分の力で鉄道に乗って新しい発見をするお手伝いができるよう、実証実験を生かしていきたい」と話していました。