横須賀市の米海軍基地から国の示す値超える有機フッ素化合物

神奈川県横須賀市にあるアメリカ海軍の基地の排水から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物が、国の示す値を超えて検出されていたことが分かりました。
原因や周辺環境への影響は今のところわからないということで、横須賀市は国などに詳しい状況を明らかにするよう求めています。

横須賀市によりますと、6月29日の夜、アメリカ側から防衛省に対し、アメリカ海軍横須賀基地の排水から、有機フッ素化合物のPFOSやPFOAが流出した可能性があると通報がありました。
防衛省が30日、職員を現地に派遣したところ、ことし5月上旬に基地の排水処理場で泡が確認され、調査した結果、排水の一部から、国が水道水などの暫定的な指針値としている1リットル当たり50ナノグラムを超える有機フッ素化合物が検出されたと説明があったということです。
アメリカ軍の説明では原因は不明で、詳しい値も示されていないということで、防衛省が周辺の海水を採取し分析を進めています。
厚生労働省などによりますと、PFOSやPFOAは動物実験などで有害な影響が指摘されていて、現在は製造や輸入が原則禁止され、使用も制限されていますが、航空機火災の際に使う消火剤などに含まれていたということです。
市はアメリカ軍や国に対し、原因の究明や周辺環境への影響の確認などを求めています。