東京 米軍横田基地 飛行騒音による健康被害など訴え住民提訴

東京にあるアメリカ軍横田基地周辺の住民およそ1200人が飛行騒音による健康被害などを訴え、国に対し、昼間と夜間のアメリカ軍の輸送機「オスプレイ」の飛行の差し止めや損害賠償などを求める訴えを東京地方裁判所立川支部に起こしました。

訴えを起こしたのは、八王子市や昭島市、それに福生市などの横田基地周辺の住民あわせて1282人です。
訴えによりますと横田基地に配備されているアメリカ軍の輸送機「オスプレイ」の配備により騒音被害が深刻化しているとして、国に対し、オスプレイの昼間と夜間の全面的な飛行の差し止めや、そのほかの航空機についても午後7時から翌日の午前7時までの夜間の飛行を差し止めるよう求めるほか、過去3年間に加え、今後、騒音がなくなるまでの間の損害を賠償するよう求めています。
原告団は「オスプレイなどによる騒音で、家族の団らんが遮られ、健康に大きな被害が出ている現実があることを国に知ってほしい。静かな空を取り戻したい」としています。
横田基地周辺の騒音被害をめぐっては、今回とは別の住民グループが起こした裁判について去年、国に1億1200万円余りの賠償を命じる判決が確定した一方で、軍用機の飛行の差し止めや将来の被害に対する賠償については最高裁判所が住民の上告を退ける決定をしています。