AIでブドウの病原菌リスク予測 減農薬につながる期待も

山梨県特産のワインに使うぶどうの栽培で、山梨大学などはAI=人工知能で過去の栽培データを分析し、病原菌の発生リスクを予測する新しいシステムを開発しました。
有効に活用すれば農薬の使用を減らせるということで、高温多湿な地域では難しいとされるぶどうの有機栽培の拡大につなげたいとしています。

システムを開発したのは、山梨大学ワイン科学研究センターと東京に本社がある情報通信会社「CCW」です。
このシステムでは、過去のぶどう栽培で蓄積された気温や雨量と病原菌の発生状況などの基礎データをもとにその時点の気象などのデータをAIが分析することで病原菌の発生のリスクを予測します。
リスクが高いと予測すると、その情報を生産者に知らせる仕組みで、有効に活用すればこれまでより早くぶどうの病害に対処できるということです。
農薬の使用を減らすことにもつながるということで、高温多湿な地域では難しいとされるぶどうの有機栽培の拡大につなげたいとしています。
研究センターによりますと、こうしたシステムの開発は国内では初めてだということです。
山梨大学ワイン科学研究センターの鈴木俊二センター長は、「病原菌を早期に発見することで農薬を減らすことができる。このシステムを使えば有機栽培のワイン作りが飛躍的に進むと期待できる」と話しています。