不妊治療をテーマにしたシンポジウム 山梨大学

山梨県内の不妊治療の現状を知ってもらい治療に携わる専門職の人数不足を解消しようと、山梨大学で不妊治療をテーマにしたシンポジウムが開かれました。

このシンポジウムは15日、山梨大学大学院に不妊治療の専門職を育成する「高度生殖補助技術センター」が開所したことを記念して開かれ、不妊治療に携わる医師や山梨大学の学生などおよそ50人が参加しました。
このなかで岸上哲士センター長が「体外受精を行う『胚培養士』は高い技術が要求される責任の重い仕事で、地方では不足している」と、山梨県内で不妊治療を担う専門職が不足している現状を訴えました。
また、産婦人科医で山梨大学の平田修司医学部長は、山梨県内では1年間に行われる不妊治療の回数が必要とされる数の3分の1ほどにとどまっているため、専門職の育成が喫緊の課題だと説明していました。
参加した学生は「県外で胚培養士として就職しようと考えていたが、県内に施設が整うことで選択肢が増えてうれしいです」とか、「山梨でも少子高齢化が進んでいることを知り、生殖医療技術の必要性を感じました」などと話していました。