東京 文京区 外国人の避難の支援へ“通訳タブレット”導入

災害時の「言葉の壁」を乗り越えようという取り組みです。
東京・文京区は、外国人の避難を支援しようと、外国語の通訳と直接つなぐことのできるタブレットを都内で初めて導入しました。
区内すべての避難所に配備することにしています。

東京・文京区が区内36の避難所に配備することになったのは、外国人の避難を支援するためのタブレットです。
このタブレットでは、画面から指定する外国語を選択すると通訳を呼び出すことができるシステムを利用して、避難所で顔を見ながら外国語の通訳をしてもらうことができます。
対象の言語は13か国語にのぼり、英語と中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ロシア語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、ネパール語、それにヒンディー語となっています。
このうち英語など5つの言語は休日も含めて24時間対応することができるということです。
さらに、このシステムでは手話通訳も利用できるため聴覚障害者の避難を支援できます。
26日は、区の職員がタブレットの操作や通訳とのやりとりを確認し、職員が避難所での配給時間などを通訳に日本語で伝えると、通訳が英語に訳していました。
文京区によりますと、区内にはおよそ1万人の外国人が住み、19の大学があることから留学生も多いということで、タブレット導入のきっかけは、外国人が参加する避難訓練で、避難所の運営者が外国語での質問に対してスムーズに答えることができなかったことでした。
こうしたタブレットの導入は都内で初めてだということで、区は、訓練などを行ったうえで実際の災害のときに活用していきたいとしています。
文京区防災課の渡邊勇太係長は「外国人が避難をためらわない体制をつくっていくことが大事で、安心して避難所で過ごせるよう日本人と変わらない支援をできるようにしたい」と話していました。