ウクライナ出身の現代美術作家 ふるさと憂う気持ち語る

ウクライナ出身の現代美術作家の女性が、13日夜、都内の大学で講演し、ロシアの軍事侵攻を受けるふるさとを憂う気持ちを語りました。

講演を行ったのは、ウクライナ出身の現代美術作家、ヴィクトリア・ソロチンスキーさん(42)です。
現在はドイツで暮らしていて、都内で開いている自身のチャリティー展にあわせて来日したということで、東京・世田谷区の昭和女子大学で開かれた講演会にはおよそ150人が集まりました。
ソロチンスキーさんは激戦地となっているウクライナ東部の都市、マリウポリ出身で、幼いころにマリウポリで撮影された写真を紹介しながら、「とても美しい街でしたが、残念ながら今はそうではありません。こんなことが起きるなんて信じられない」とふるさとを憂う気持ちを涙ながらに語りました。
また、マリウポリで暮らしていた親せきについて、「1か月もの間、防空ごうの中で食料や電気がないまま、生活していました。今は安全な場所に避難しています」と話しました。
講演ではこのほか、首都キーウ周辺の集落で暮らす人々や自然をテーマにしたみずからの作品を紹介し、軍事侵攻を受ける前の祖国の姿を伝えていました。
講演を聴いた2年生の女子大学生は、「大好きだったふるさとが破壊されてしまうというのは、残酷でつらいことだと感じました。まずはいま何が起きているのか知って、少しでもできることがあれば支援したいです」と話していました。