都内旅行補助“観光客増えるきっかけになるか”期待の声

東京都が観光産業の回復に向けて、都民の都内への旅行に補助することになったことについて、東京・浅草では観光客が増えるきっかけになるのではと期待の声が聞かれました。

25日、東京・浅草の「仲見世商店街」では平日にも関わらず、若者やカップルなど多くの人の姿が見られました。
おみやげ店の「仲見世なかつか」の中塚よしみさんは、緊急事態宣言が解除されて日を追うごとに人通りが増えていると感じています。
店の売り上げはことし9月までは例年の1割程度でしたが、先月からは半分程度まで戻ってきているということです。
中塚さんは「人通りは増えましたが、まだ財布のひもはかたいと感じます。都内への旅行を対象に補助があればおみやげを買ってくれる人も増えるのではないか」と話していました。
また、仲見世商店街振興組合の金子弘之理事長は「旅行に補助されることになればうれしいです。ただこのまま感染者が少ない状況が続くことが前提だと思います。みんなで感染対策をとることが大切だと思います」と話していました。
一方、東京・浅草の昭和22年創業の老舗旅館、「雷門旅館」は東京オリンピック・パラリンピックなどを見込んで、おととし建て替えを行いましたが、新型コロナの影響でことし1月から先月までの売り上げは例年の1割程度にとどまっているということです。
このため、1泊7万円以上するスイートルームを平日、日帰りで利用できるプランを設けるなど、稼働率を上げるための取り組みを進めています。
「雷門旅館」の代表戸部祥子さんは「浅草の街には観光客が戻りつつありますが宿泊にまでお客様が戻ってきているという状況ではないと思います。まだ東京への旅行に違和感を感じている人がいるのかもしれません。このままだと旅館業は疲弊したままになってしまうので東京都の補助は大変ありがたいです。この機会にたくさんの人が来てくれることを期待したいです」と話していました。