柏崎刈羽原発 原子力規制委の本格的な検査 早ければ今月から

新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所でテロ対策上の重大な不備が相次いだ問題で、東京電力の再発防止策などを確認する原子力規制委員会による本格的な検査は、早ければ今月から始まる見通しとなりました。

柏崎刈羽原発では、テロリストなどの侵入を検知する設備の不備などテロ対策をめぐる問題が、ことし相次いで明らかになり、規制委員会は「核物質防護上、深刻な状態だ」として東京電力に原子炉に核燃料を入れるなど核燃料の移動を禁止する行政処分を出しました。
これを受けて東京電力は先月、再発防止策などをまとめた報告書を提出しました。
規制委員会は13日開いた非公開の会合で、東京電力の報告書に記載された原因分析の結果や再発防止策などを確認する本格的な検査の計画について議論しました。
事務局の原子力規制庁によりますと、計画はおおむね了承され、柏崎刈羽原発の検査は早ければ今月から始まる見通しだということです。
柏崎刈羽原発の6号機と7号機は再稼働に必要な審査に合格していますが、規制委員会の更田豊志委員長は「検査には1年前後かかると思う」と述べていて、来年秋までは再稼働できない状態が続くとみられます。