軍事技術などの文献不正入手容疑で逮捕 露スパイ活動に協力か

軍事技術などの文献不正入手容疑で逮捕 露スパイ活動に協力か

在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠して軍事技術などに関する文献を不正に入手したとして、神奈川県座間市の70歳の男が逮捕されました。
調べに対し、「およそ30年にわたって複数のロシア人に文献を渡していた」と供述しているということで、神奈川県警は外務省を通じてロシア側に職員の出頭を要請しました。

逮捕されたのは座間市の無職、宮坂和雄容疑者(70)です。
警察の調べによりますと、宮坂容疑者はおととし、在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠して、論文などのコピーを提供するサービスに会員登録し、軍事技術や半導体の研究開発に関する文献など8点を不正に入手したとして電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
調べに対し容疑を認め、「入手した資料を渡した職員はロシアのスパイだと思っていた。およそ30年にわたって複数のロシア人に軍事関係や科学技術関係の文献を渡していた」などと供述しているということです。
調べによりますと、資料を受け取った在日ロシア通商代表部の40代の男性職員はロシアの情報機関員とみられ、警察は、9日、外務省を通じてロシア側に出頭を要請しました。
今のところ応じていないということです。
神奈川県警は、宮坂容疑者がロシアによる組織的なスパイ活動への協力者として、長年、引き継がれていたとみて詳しく調べています。