犬吠埼灯台が国重要文化財指定へ

140年以上にわたり現役を続けている、千葉県銚子市の犬吠埼灯台が新たに国の重要文化財に指定されることになりました。

銚子市の犬吠埼灯台は明治7年に完成して以来、現役を続けていて、ことしで146年目です。
高さは31メートル、2重の壁で頑丈な作りが特徴で「世界灯台100選」の1つに選ばれています。
アメリカの西海岸とアジア各地を結ぶ北太平洋航路の初めての灯台として歴史的に評価され、国の文化審議会が16日、重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
また、海上で濃い霧が発生したとき船舶に音で方角を知らせるための建物「霧笛舎」も保存されることになり、この中では明治時代に使っていた灯台のレンズなども一般に公開されています。
犬吠埼灯台が無人化される平成20年まで勤務していた浦島弘巳さんは「灯台に勤務する職員はここで定年を迎えたいと希望する人が多く、人気のある灯台だった」と話しています。
犬吠埼灯台の歴史を研究する市民グループの仲田博史代表は「今も現役の航路標識として機能しているところに価値がある。建設や保守管理に携わった人たちについても多くの人に知ってほしい」と話しています。