女の子に暴行の様子 父親撮影か

千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し両親が逮捕された事件で、父親と見られる人物が女の子に暴行を加える様子を撮影した動画が見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
スマートフォンで撮られたと見られ、警察は内容の分析を進めるとともに、日常的に虐待していた疑いもあるとして捜査しています。

先月24日、千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡しているのが見つかった事件で、警察は、父親の勇一郎容疑者(41)と母親のなぎさ容疑者(31)を逮捕し、傷害の疑いで捜査しています。
その後の警察の調べで、勇一郎容疑者と見られる人物が心愛さんに暴行を加える様子を撮影した動画が見つかっていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
動画はスマートフォンで撮られたと見られ、心愛さんが許しを請うような様子も写っていたということです。
心愛さんは去年末の冬休みから亡くなって見つかるまで一度も登校しておらず、警察はその頃に自宅で撮影されたと見て内容の分析を進めるとともに、勇一郎容疑者らが日常的に虐待していた疑いもあるとして捜査しています。

児童虐待の問題に詳しい東京通信大学の才村純教授は、「虐待にもいろいろなタイプがあり、その1つに二面性ということがある。なかなか外からはわからない、ふだんはおとなしく見えても、外で良い顔をしてストレスをためていて、自分より弱い立場の妻や子どもに爆発させるケースがある」と指摘しています。
そのうえで、「今回の事件については報道されている内容しかわからないが、虐待を防ぐには、子どもの前でどういう親であるかを見抜くことが重要で、子どもの声にしっかりと耳を傾ける必要がある。児童相談所は早い段階から強く介入すべきだった」と話しています。