2023統一地方選挙
候補者アンケート

■江別市長選

Q1: 16年間の三好市政を100点満点で評価すると何点ですか。
 堀 直人 
40点

 後藤 好人 
90点

 清水 直幸 
90点

Q2: Q1で回答した点数の理由を教えてください。
 堀 直人 
市立病院の経営問題や庁舎の建替問題など、江別市の大きな財政課題を解決できず、事態を悪化させた16年であるとともに、経営の創造性にも欠いていたため、江別市の行政サービスやまちづくりへの投資が停滞した。一方、とりわけ、在任期間の前半は、政治色が薄いことなどから、バランス感覚のある行政運営が見てとれた。

 後藤 好人 
これまで市の懸案事項であった市立病院の再建についても道筋を付けられたほか、子育て支援・教育環境の充実等による人口減少対策、健康寿命の延伸と健康で安心して暮らせる街を目指す健康都市宣言などの成果が出ていること、更に陶管工場跡や北海道林木育種場旧庁舎の民間活用も実現した。しかし、ご本人も公約の一つであった江別駅周辺地区の活性化については、「やり残した」としているため。

 清水 直幸 
市立病院の維持継続については三好昇市長の能力が遺憾なく発揮されたと考えています。子育ての応援は可能な限り努力されましたし、人口減少が当たり前の北海道において、常に微増微減を繰り返し人口を維持できている事は、江別市の総合的な評価を得たものと三好市政を肯定するものであります。反面、江別市内の不景気感を払拭しきれなかった事は残念に思います。江別市内での内需拡大に向けて行動していただきたかったと思います。

Q3: 少子化対策・子育て支援にどう取り組みますか。
 堀 直人 
子ども医療費助成などの他市町村と比べて遅れがある子育て支援策を拡充するとともに、学校教育と社会教育の連携による「まちまるごと学びの場構想(仮称)」の立ち上げによる地域教育の確立、子ども・若者支援の総合的推進のための「子ども・若者課」の設置、子ども本位の環境づくりのための「子どもの権利条例」の制定やフリースクール・プレイパーク機能を持った公共施設の整備など、江別市独自の取り組みを進める。

 後藤 好人 
子供を産み育てやすい環境の一つである市立病院の産科・小児科を維持します。また、妊娠期から出産・産後・育児期まで切れ目のない伴走型の子育て支援の充実、0〜2歳児・多子世帯の保育料の軽減、子どもの医療費助成の対象年齢拡大や放課後児童クラブの定員拡大など子育て世帯の経済的負担軽減、安心して子供を預けられる環境を整備します。

 清水 直幸 
小学生の給食費無料化。段階的に中学生まで、医療費助成。保育士の配置基準以上の増員を行い、「保育の江別市」がキャッチフレーズになるよう目指したい。根本的な解決策にはならないが、未婚妊産婦や1人親世帯への支援を行う。

Q4: 物価高への対応・市内経済の活性化にどう取り組みますか。
 堀 直人 
コロナ禍に膨らんだ財政調整基金を活用し、1世帯5万円の物価高騰対策特別生活支援金を給付する。最初に実施する対策としては、市民の方々の事情に合わせて活用できる自由度の高い支援が求められると考えて現金給付を公約としたが、江別市の公営事業である水道の基本料金の減免や、全戸配布の地域経済応援商品券などの対策も実施に向けて矢継ぎ早に検討する。

 後藤 好人 
物価高への対応については、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金等を財源の一部として、推奨メニューにある生活者支援、事業物価高への対応については、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金等を財源の一部として、推奨メニューにある生活者支援に、事業者支援に取り組みます。また、市内経済の活性化については東西インターチェンジ周辺の土地利用促進、遊休未利用地の民間活力による活用に取り組みます。

 清水 直幸 
行政支出を可能な限り市内優先を徹底させ市内経済を循環させ、活性化につなげる。国からの電力・ガス・食料品等価格高騰交付金を受けると共に、江別市独自でも交付金を活用し、期限付きで水道代の大幅値下げを行う。

Q5: 除排雪や大雪対策にどう取り組みますか。
 堀 直人 
雪害対応のタイムライン作成・雪捨て場の整備・大雪時における広域連携体制の構築など、除排雪体制を総合的な見地から再検討するとともに、グラフィック性・リアルタイム性を積極的に採用し、安心をもたらす除排雪情報の発信に努める。また、免許取得補助による除排雪オペレーターの不足解消や、ふるさと納税返礼品へ「民間除排雪の利用券」を追加することにより市民の負担軽減を図るなどの新しい取り組みも開始する。

 後藤 好人 
昨年11月に市民・除排雪事業者・市で構成する除排雪三者懇談会、小中学校の校長会教頭会、議会等の協力により、令和3年度の大雪に関する検証結果報告書を取りまとめました。優先する路線、支援体制、雪堆積場、早期排雪、車両の増強、除排雪やごみ収集等の情報発信の強化、通学路の安全確保、路線バスの運行等、報告書に基づき令和4年度から対策を実施。雪の降り方は毎年異なるため、絶えず検証と改善を続ける必要があります。

 清水 直幸 
雪堆積場の増設・開場時間の延長等、排雪の為の利便性をあげ、除雪作業の滞りを解消する。除排雪事業者の事業継続を考慮し、関連の総予算(自治会排雪も含め)を段階的に増加してゆく。

Q6: 幅広い世代が健康に活躍できるまちづくりにどう取り組みますか。
 堀 直人 
健康寿命を伸ばすためには、フレイル予防が不可欠であり、運動・社会的役割・口腔の要素を確保することが極めて重要であるため、配慮が必要な方々への移動支援などに力を入れていきます。同時に、多世代共生による居場所と出番づくりを進めるために助成制度を創設することにより、たとえば、高齢者と子育て世代が協働して、介護予防と子育て支援がリンクするなどといった活動を支援していきます。

 後藤 好人 
総合計画の基本目標である「だれもが健康的に安心して暮らせるえべつ」を基本理念に、「生活習慣病を予防し、 悪化を防ごう!」、「元気なえべつっ子を増やそう!」、「健康づくりをしよう!」の3点を基本方針として、ライフステージごとに健康増進の取り組みを進め、市民のだれもが元気で健やかに楽しく毎日が送れるよう健康寿命の延伸を図ります。

 清水 直幸 
成人の健康診断の受診率を上げ、早期発見・早期治療に努める。市立病院と各健康保険組合の連携をさらに強化して、保健センターが中心となり市民の健康維持を推進する。また生涯現役の為に市民スポーツ環境・障がい者スポーツ環境を整備する。夏・冬の年間通して活動できるよう、特にウインタースポーツを活性化させたい。

Q7: 新たに移り住んできた人や市内の大学に通う学生の定着にどう取り組みますか。
 堀 直人 
学生にとって魅力のある環境や仕事があることが重要であるため、新しい価値をつくる活動を支援していきます。起業家支援としては、価値創造コミュニティの涵養と人材育成・社会課題解決型起業・クリエイティブ型起業の重点支援など、芸術家支援としては、創作活動における場所の確保などを市全域で取り組むとともに、総務省制度の地域おこし協力隊を小学校区単位で配置するとともに、新価値創造拠点を整備します。

 後藤 好人 
市内の4つの大学に約1万人の学生が在籍しています。学生地域定着事業「ジモ×ガク」では、大学生が、道内8つの自治体(芦別市・赤平市・江別市・三笠市・南幌町・由仁町・長沼町・栗山町)でのボランティア活動や企業訪問などに参加し、多様な立場の方とのコミュニケーションや地域との関わりなどを通して、さまざまな経験を得られる地域への定着を支援しています。

 清水 直幸 
江別市は移り住む学生の多い地域が集中しているので、自治会活動・地域活動への参加や、大学内でのイベントなどに地域の住人が参加するなど、学生が地域に溶け込みやすくする活動を支援する。学生が学びながら生活費・交遊費を稼ぐことができるアルバイト先を確保出来るように市内経済の活性化が優先事項です。

Q8: 市長選挙で最も訴えたいことは何ですか。
 堀 直人 
江別市のお金の使い方を変えていくということです。一部の人ではなく市民全員を守るお金の使い方として、まずは生活支援金の給付を実施します。そして江別市の現状に見合わない2万u・約140億円という現実離れした庁舎建替構想は直ちに見直して江別市の破綻を回避します。入ってくるお金も増やすため江別市の低調なふるさと納税を10億円まで引き上げるための成果連動型の民間委託など、新しい発想で江別市を前へ動かします。

 後藤 好人 
人口減少対策です。小売、飲食、娯楽等の生活関連サービスを提供する企業や医療機関は一定規模以上の人口がある街を選びます。人口減少が続くと行政サービス全体の維持も困難になります。例外はありますが、多くの人は、こういった生活関連サービスの充実した街を選ぶと考えています。生活関連サービス・行政サービスを維持するためにも人口をできるだけ減らさない、今の人口規模をできるだけ長く維持する街づくりをすすめます。

 清水 直幸 
コロナ禍の影響や、世界経済の混乱が続く中、江別の行政や経済もこれまでの「前例踏襲主義」「お役所仕事」では将来を見据えた行動する事はできないのです。古い価値観を捨てバグを修正し、良いところは残し、行政のアップデートを行います。

Q9: 政治家を志したきっかけは何ですか。
 堀 直人 
閉塞感を感じて生きていました。労働は厳しくお金がない。あらゆるものに手が届かない20代でした。恩人や仲間との出会いに恵まれて救われました。真面目に生きる人が損をしない社会作りを生涯の仕事にしたいです。

 後藤 好人 
江別が大好きで、江別をもっともっといいまちにしたい、江別を笑顔あふれるまちにしたい、人にも企業にも選ばれるまちにしたいと考えたため。

 清水 直幸 
6期24年の市議会議員の経験を活かして、「お役所仕事」からの脱却を目的とします。民意を市役所に吹き込みます。その為には私自身が舵取りを行わなければならない。そう決意しました。

Q10: 座右の銘は何ですか。
 堀 直人 
王道に媚びることなく、邪道に逃げることなく

 後藤 好人 
過ちては改むるに憚ることなかれ

 清水 直幸 
初心不忘 失敗は成功の母 出来ない理由を探すより、出来る方法を考えよ。

Q11: 趣味・特技は何ですか。
 堀 直人 


 後藤 好人 
草野球、アイスホッケー

 清水 直幸 
趣味 スキー バイクでのツーリング 特技 自覚なし。

Q12: 好きな有名人・歴史上の人物は誰ですか。
 堀 直人 
外山滋比古

 後藤 好人 
所ジョージ

 清水 直幸 
元ウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカ氏

Q13: 自分で思う自分の性格を教えてください。
 堀 直人 
結果をすべてマルにする性格

 後藤 好人 
適度にまじめ

 清水 直幸 
短絡的、大雑把、ルーズ

Q14: 好きな食べ物は何ですか。
 堀 直人 
食卓のすべての食べ物が好きです。

 後藤 好人 
カレーライスとポテトサラダ

 清水 直幸 
ジンギスカン カレーライス 牛丼

Q15: 子どものころの夢は何ですか。
 堀 直人 
江別市役所の職員

 後藤 好人 
小学校の教員

 清水 直幸 
冒険家

Q16: 江別のここが好き!
 堀 直人 
江別の人、この方々が暮らす江別の風景、自然、地区によって変わる雰囲気、そんな日常が好きです。

 後藤 好人 
都会と田舎の両方の良さを持っているところ

 清水 直幸 
暮らしやすく 学びやすく 遊びやすい総てが(そこそこ)のところが良いです。


・アンケートにお答えいただいた候補者のみ掲載しています。
・記述式の設問がある場合は、制限字数内で回答していただいています。なお、候補者の回答は原則そのまま掲載しています。
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