カナダの漁業監視活動 ことしは日韓が一部加わり実施

国際的なルールに反する漁業を新千歳空港を拠点に上空から監視するカナダ政府の活動が、ことしは日本と韓国も一部加わって実施されました。

カナダ政府は毎年、北太平洋の水産資源保護のため、違法だったり報告がされたりしていない漁業の監視活動を行っていて、北太平洋に向かいやすく、設備も整っている新千歳空港を拠点にしています。
ことしの監視活動は、21日までの約1か月半に渡って行われ、高性能のカメラなどを備えた専用の航空機を使用し、北太平洋で操業する漁船の様子を記録しました。
このなかで日本と韓国の漁業監督官が同じ機体に乗り込み、はじめての合同監視活動も実施されたということです。
記録されたデータは、水産資源の管理を目的とした国際機関、「北太平洋漁業委員会」が分析し違法な操業などの摘発に役立てられるということです。
カナダ政府は「今後も各国と連携しながら監視活動を続け、適正な水産資源の保護を進めていく」としています。