帯広市がクーリングシェルターを指定 厳しい暑さ受け

ことしも厳しい暑さが続く中、少しでも熱中症リスクを下げようと、帯広市は、冷房の効いた市内9つの公共施設を「クーリングシェルター」に指定しました。

「クーリングシェルター」は、自治体があらかじめ指定した冷房の効いた施設で、ことし4月から運用が始まった「熱中症特別警戒アラート」が発表されると、開放することが求められます。
帯広市がクーリングシェルターに指定したのは、帯広市役所、帯広市図書館とかちプラザそれに、帯広の森市民プールなど市内の9つの公共施設です。
このうち、帯広市役所は、11階の展望ロビーがクーリングシェルターとして開放され、冷房が効いた室内で、休むことができます。
帯広市では、クーリングシェルターに関する情報をホームページ上で紹介するとともに、「熱中症警戒アラート」が発表された場合でも施設を開放することにしていて、今後は、民間施設にも協力を呼びかけ、暑さをしのげる場所を増やしていくことにしています。
帯広市環境課の西島新一課長は「温暖化の影響で今後も暑い日が多くなることが予想されるので、外出の際に一時的に避難できる場所として熱中症対策に活用してもらいたい」と話していました。