堀井学議員が自民党を離党 公選法違反疑いで事務所捜索を受け

自民党の堀井学・衆議院議員は、東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで自身の事務所などを捜索したことを受けて自民党を離党しました。

関係者によりますと、堀井学・衆議院議員は、2年ほど前にみずからが参列しない通夜や葬儀で、選挙区内の人に複数の秘書や家族を通じて議員名義の香典を渡していた疑いがあるということで、東京地検特捜部は18日、議員会館の事務所などを捜索しました。
これを受けて堀井議員は自民党に離党届を提出し18日付けで受理されました。
堀井議員は衆議院比例代表北海道ブロック選出の当選4回で52歳。
スピードスケートの選手として1994年のリレハンメルオリンピックで銅メダルを獲得したあと、道議会議員を経て2012年の衆議院選挙で初当選し外務政務官や内閣府副大臣などを務めました。
しかし自民党安倍派からキックバックを受けたパーティー券収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことが明らかになり、副大臣を辞任しました。
不記載の金額はおととしまでの5年間で2196万円に上り、1年間の党の役職停止処分を受けました。
そして先月、記者会見を開き、次の衆議院選挙に立候補しない意向を表明していました。