産婦人科の仕事に関心を 北大病院が中等教育学校で特別授業

産婦人科の仕事に関心を持ってもらおうと、北海道大学病院の医師や看護師などが札幌市の中等教育学校で特別授業を開き、生徒たちが出産の際の対応などを学びました。

北海道大学病院では医療従事者の仕事に関心を持ってもらおうと、各地の学校で特別授業を行っていて、17日は札幌市の開成中等教育学校で医師などが産婦人科の仕事を紹介しました。
授業には生徒40人あまりが参加し、まず赤ちゃんの模型を使って、産まれたあと体をさすったり、人工呼吸器を使ったりして、呼吸をさせるまでの手順を学んでいました。
このあと実際の出産の様子が映像で紹介され、医師や看護師、それに助産師などがチームとなって出産に臨むことを説明していました。
参加した女子生徒は、「将来は看護師になりたいと思っていますが、出産の際の対応を体験できたので、産婦人科で働くことに興味がわきました」と話していました。
北海道大学病院の馬詰武医師は、「産婦人科の仕事は大変ですが、大きな達成感が味わえて、やりがいがあります。将来の進路を考える上で、選択肢の1つとなってほしい」と話していました。