日本ハム 田宮選手が延長で決勝打 楽天にサヨナラ勝ち

日本ハム 田宮選手が延長で決勝打 楽天にサヨナラ勝ち

プロ野球、日本ハムは16日、エスコンフィールド北海道で楽天とのカード2戦目を行い、延長10回に田宮裕涼選手がタイムリーツーベースを打って、5対4でサヨナラ勝ちしました。

日本ハムは楽天との1戦目は16失点で敗れて、2戦目はおよそ1か月半、勝ちがない山崎福也投手が先発しました。山崎投手は2回に先制のソロホームランを打たれ、6回には4番の浅村栄斗選手にツーランホームランを打たれて、3対0とされました。
追う展開となった打線は7回に3番の郡司裕也選手のタイムリーヒットで1点を返し、さらに4番のレイエス選手がレフトポール直撃の8号スリーランを打って、4対3と逆転しました。
しかし、直後の8回に杉浦稔大投手が8番バッターにタイムリーツーベースを打たれてリードを守れず、試合は延長に入りました。
そして、延長10回、日本ハムは、楽天の抑えの則本昂大投手からツーアウト二塁のチャンスを作ったあと、途中出場だった田宮選手が前進守備のセンターの頭を越すタイムリーツーベースを打って試合を決めました。
日本ハムは5対4で楽天にサヨナラ勝ちして、勝率を5割に戻しました。

【新庄監督「選手たちも自信になる」】
新庄監督はサヨナラ勝ちについて「こんな勝ち方をするとは思っていなかったし、ピッチャーもふんばって、みんなよくやってくれた。こういう接戦を取ることは選手たちも自信になるし、僕も自信になった」と振り返りました。
サヨナラのタイムリーツーベースを打ったキャッチャーの田宮選手については「リード面でもコーチにたくさん言われて、バッティングでも調子を崩していたなかで、彼自身がこれをきっかけに前半のような活躍をしてくれると思う」と話しました。
また、前半戦のここまでの戦いを振り返って、新庄監督は「スタートダッシュをしたあと、交流戦で調子を落としたが、勝ち負けより1人1人が『ポジションをつかみたい』という競争でここまでこられた。競争を続けて後半戦が始まってから固定していく。きょうの試合のようにエラーをせずに、全力疾走をして、しっかり送りバントをして、決めるべき選手が決めてくれれば、乗っていけるし、上にいける」と述べて、選手の今後の活躍に期待していました。