釧路 伯母強盗殺人 2審も無期懲役の判決 札幌高裁

8年前、釧路市で1人暮らしの高齢の伯母を殺害し現金を盗んだとして強盗殺人の罪に問われた被告の裁判で、札幌高等裁判所は被告の控訴を退け、1審に続き無期懲役の判決を言い渡しました。

釧路市の無職、田中治樹被告(52)は2016年1月、釧路市内で1人暮らしをしていた当時80歳の伯母を鈍器のようなもので殴って殺害し現金を奪ったとして強盗殺人の罪に問われ、1審の釧路地方裁判所は無期懲役を言い渡しました。
これに対し被告側は「時間内に犯行を行うことは困難だ」などとして無罪を主張し、控訴していました。
16日の2審の判決で札幌高等裁判所の成川洋司裁判長は「原判決に不合理な点はない」などとして、1審と同じ無期懲役を言い渡しました。
判決のあと、被告の弁護士は「上告するかどうか被告と協議して決める」と話していました。