道南いさりび鉄道 赤字縮小も厳しい経営続く

第3セクターの道南いさりび鉄道の昨年度の決算が発表され、修繕費用の増加などを受けておよそ2億円の赤字となりました。赤字は営業開始から8年連続で、道南いさりび鉄道は、今後も収支の改善に努めていくとしています。

道南いさりび鉄道は、JR北海道の旧江差線の経営を引き継ぎ、五稜郭駅と木古内駅のおよそ38キロを結ぶ第3セクターの鉄道です。
昨年度の決算が発表され、営業収益はグッズの販売が好調だったことなどから、前の年度から1.4%増の19億1500万円で、3年連続の増加となりました。
このうち、運賃などの旅客運輸収入は1億700万円、貨物列車を運行するJR貨物から受け取る線路使用料は17億3900万円でした。
一方、営業費は施設修繕費の増加などで1.3%増え21億2000万円となりました。
最終的な損益は、1億9600万円の赤字で前年度より1400万円ほど縮小されたものの営業開始から8年連続の赤字で、道と沿線自治体の補助金が充てられます。
道南いさりび鉄道は今後、収益の確保のため、利便性を考慮したダイヤの検討や観光列車の運行などに取り組むことにしていて、「地域鉄道と物流基盤という使命を果たしていきたい」としています。