サロマ湖のホッカイシマエビ漁再開 休漁から7年ぶりの水揚げ

水揚げの減少で2018年から休漁していたサロマ湖のホッカイシマエビ漁が再開され、8日に7年ぶりの水揚げが行われました。

オホーツク海側の湧別町の中番屋地区にある港では、漁を終えた3隻の漁船が午前5時すぎから港に戻り、10センチほどに育ったホッカイシマエビを水揚げしました。
サロマ湖のホッカイシマエビ漁は水揚げの減少が続いたため、2018年から湧別、佐呂間、常呂の3つの漁協が休漁していました。
3つの漁協は持続的に漁を続けていくため、出漁する漁船の数を大幅に減らした上で、1シーズンの漁獲量の上限を休漁前の半分となる20トンに設定し、7年ぶりに漁を再開しました。
水揚げされたホッカイシマエビは塩ゆでされたあと、大きさごとに仕分けられて卸売市場に出荷され、1キロあたり7300円から1万1900円と休漁前より高値で取り引きされました。
漁業者のひとりは「初日なので何とも言えないが場所によってとれたりとれなかったりの差が激しいので、これからいい場所を探していきたい。サイズは大きくてしっかり育っている」と話していました。
サロマ湖のホッカイシマエビ漁は、今月下旬まで行われる予定です。