札幌 西区の三角山で設置のカメラにヒグマ2頭 登山道を閉鎖

札幌市西区山の手にある三角山で5日、登山道の入り口付近に設置されたカメラにヒグマ2頭が写っているのが確認されました。付近には小学校や病院があり、市は注意を呼びかけるとともに、当面、登山道を閉鎖することを決めました。

札幌市によりますと、クマが写っていたのは札幌市西区の「三角山〜盤渓ルート」の「宮の森入口」から300メートルほど山に入った登山道の近くに設置されたカメラで、5日、体長およそ1メートルのクマ2頭が写っていたということです。
登山道の入り口付近には小学校や病院もあることから、市は周辺の住民に対して散策などをするときには十分注意するよう呼びかけています。
三角山ではおととしクマの生態を調査していた男性2人がクマ1頭に襲われ、けがをしています。
またことし4月以降は、親子のクマの目撃情報などが複数寄せられていることから、市は今回カメラに写っていたクマが2年前に人を襲ったクマの子どもで、親子で付近にいる可能性があるとみて捕獲も視野に対応することにしています。