札幌 コンビニ店員死傷 鑑定留置の44歳を殺人罪などで起訴

ことし2月、札幌市のコンビニエンスストアで店員3人が刃物で刺され、1人が死亡、2人が大けがをした事件で、殺人などの疑いで逮捕され、鑑定留置を受けていた44歳の容疑者について、検察は5日、刑事責任が問えると判断し、殺人と殺人未遂などの罪で起訴しました。

起訴されたのは、札幌市北区の無職、宮西浩隆被告(44)です。
起訴状などになりますと、宮西被告はことし2月、北区のコンビニエンスストア「セイコーマート北31条店」で店員3人を刃物で刺し、大橋恵介さん(当時40)を殺害、2人にけがをさせたとして逮捕され、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
札幌地検は刑事責任能力を調べるため3か月にわたって鑑定留置を行った結果、刑事責任を問えると判断しました。
検察は認否について明らかにしていません。
警察によりますとこれまでの調べに対し「殺すつもりで刺しました」と容疑を認めたうえで、「3人に恨みがあったわけでなく申し訳なく思っている」という趣旨の供述をしていたということです。