苫前町で風力発電所の見学会 小学生が発電の仕組みを学ぶ

風力発電が盛んな日本海側の苫前町の発電所で地元の小学生たちが発電の仕組みを学ぶための見学会が行われました。

苫前町では、年間を通し日本海から吹きつける強風を生かして、26年前(1998年)から風力発電を行っていて町内には3つの発電所があります。
町では地元でつくられる再生可能エネルギーを知ってもらおうと、毎年、町営の「苫前夕陽ヶ丘風力発電所」で地元の小学生を対象に見学会を行っています。
4日は、古丹別小学校の6年生7人が参加し、町の担当者の案内でブレードを含めた高さがおよそ120メートルある大型風車の内部を見学しました。
そして、担当者から説明を受け町内の3つの発電所でつくられる年間の発電量はあわせて1億4000万キロワットで、一般家庭のおよそ4万世帯分の電力使用量に相当することなどを学んでいました。
また、町の担当者が鍵をあけ、ふだんは見ることができない風車の制御盤を公開すると子どもたちは緻密な機械を目の前に「すごい」と声をあげ、熱心にメモをとっていました。
参加した男子児童は「近くで見ると、風車はすごく大きいことが伝わりました。また、電気って大事なんだなという事をあらためて知ることができました」と話していました。
また、女子児童は「すごい機械を見せてもらい驚きました。もっと町の風車について知りたいと思いました」と話していました。