札幌中心部と旭川で初の真夏日 30日夜から激しい雨も

29日の道内は広い範囲で晴れて気温が上がり、札幌市中心部と旭川市でことし初めての真夏日となりました。

札幌管区気象台によりますと北海道付近は高気圧の圏内で南から暖かい空気が流れ込んだため、各地で気温が上がりました。
29日の最高気温は北見市で33.7度、新得町で33度、札幌市で31.3度、旭川市で30.4度になり、道内174の観測地点のうち57地点で30度以上の真夏日となりました。
札幌市中心部と旭川市ではことし初めての真夏日でした。
また渡島地方では3つの地点で6月としては最高気温が観測史上最も高くなり、北斗市で30度、木古内町で29.8度、森町で29.5度となりました。
この暑さは30日も続く見込みで、北見市では最高気温が35度の猛暑日になると予想されていて、引き続き各地で熱中症への対策が必要です。
一方、道内は30日夜から1日にかけて日本海側と太平洋側西部を中心に雷を伴って激しい雨が降るところがある見込みです。
30日1時間に降る雨の量はいずれも多いところで、日本海側と太平洋側西部で30ミリと予想されていて、気象台は大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。