道庁赤れんが庁舎前に花びら敷き詰めた“フラワーカーペット”

道庁の「赤れんが庁舎」の前でおよそ6万5000本のバラやカーネーションなどの花びらを敷き詰めたフラワーカーペットが完成しました。

札幌市などは毎年、この時期に市内各地でフラワーカーペットを飾る催しを行っています。
このうち道庁の「赤れんが庁舎」前の広場では、28日午前10時からボランティア300人が参加し、バラやカーネーションなどおよそ6万5000本の花びらを手作業で敷き詰めていきました。
そして、5時間半が経過した午後3時半ごろ、縦30メートル、横7.5メートルの大きさのフラワーカーペットが完成しました。
カーペットの中心には鶴や菊の花のデザインが描かれ、その周りにはアイヌ文化の伝統的な模様を取り入れています。
友人と2人でボランティアに参加した小樽市の60代の女性は「こんなにたくさんの花びらを使っていることを初めて知りました。家族に自慢したいです」と話していました。
札幌市から参加した50代の女性は「きょうは暑くて大変でしたが、天気がよく花びらがキラキラ輝いて見えてとても素敵な体験でした」と話していました。
フラワーカーペットはJR札幌駅や地下歩行空間など市内あわせて7か所で展示されていて、30日まで楽しむことができます。