小樽 ひき逃げ3人死亡から10年 飲酒運転根絶願い歌を披露

小樽市で女性4人が飲酒運転の車にひき逃げされ3人が死亡した事件から来月で10年となるのを前に、現場近くの海水浴場では関係者などが飲酒運転の根絶に向けて歌を披露しました。

10年前の2014年7月13日、小樽市で海水浴帰りの女性4人が飲酒運転の車にひき逃げされ、3人が死亡、1人が大けがをしました。
現場近くの「おたるドリームビーチ」では28日、海開きの催しが行われ、消防や警察の関係者や地元の幼稚園の園児などおよそ100人が参加し、ことし1年の海の安全を祈願しました。
そしてこの中では、事件から来月で10年となるのを前に、海水浴場組合が作った歌が披露されました。
歌は童謡の「夕焼け小焼け」のメロディーで、歌詞には飲酒運転根絶に向けた願いが込められていて、参加した人たちが全員で歌いました。
ドリームビーチ協同組合の宗像海介理事長は「10年前の事件は決して忘れてはならず、組合としてもよりいっそう気を引き締めるとともに、SNSなどを活用することで飲酒運転の防止を効果的に発信していきたい」と話していました。
一方、28日の小樽市は最高気温が27.2度の夏日となり、子どもたちはさっそく海に入ると、気持ちよさそうに歓声を上げていたほか、砂浜では日焼けを楽しむ人の姿も見られました。