小学生が港湾業務艇「ゆりかもめ」に乗って海から留萌港を見学

子どもたちが留萌港で活躍する港湾業務艇に乗って、海から港の役割を学ぶ見学会が行われました。

見学会は留萌開発建設部が毎年行っていて、27日は、留萌市に隣接する小平町の2つの小学校の5年生あわせて20人が参加しました。
見学会では、はじめに留萌開発建設部の職員から、留萌港では2023年におよそ92万トンの貨物の取り扱いがあり、インドネシアなどから輸入される石炭は旭川市の製紙工場で燃料として用いられていると説明を受けました。
続いて、港の設備の点検などで使われる港湾業務艇の「ゆりかもめ」に乗り込み、昭和初期に建てられた石造りの倉庫や、2024年3月に運転を開始したばかりの高さおよそ147メートルある大型の風車を海から見学しました。
子どもたちは船の甲板に出て潮風を浴びたり、時折、大きな波しぶきが立つと歓声を上げたりして、およそ40分のクルーズを楽しんでいました。
参加した男の子は「船はスピードが速く、波の揺れも感じることができて最高の気分でした」と話してました。
留萌開発建設部留萌港湾事務所の木下晴稀国土交通技官は「港について楽しみながら学んでもらえたと思います。今後も、こうした啓発活動を続けていきたいです」と話していました。