JR北海道 初乗り運賃を210円に 10円値上げ方針固める

厳しい経営が続くJR北海道は、来年4月に予定している運賃の値上げについて、初乗り運賃を現在の200円から10円値上げして210円とする方針を固めました。

JR北海道は燃料費や電気料金の高騰に加えて人材確保に向けた資金が必要なためなどとして、来年4月から平均でおよそ8%の運賃の値上げを国に申請することを明らかにしています。
JR北海道は、値上げの詳細な内容について検討を行ってきましたが、関係者によりますと、初乗り運賃を現在の200円から10円値上げして210円とする方針を固めました。
値上げには国の認可が必要で、JR北海道から申請が出されたあと国で審査を行うことになっています。
値上げが認可されれば消費税率の引き上げ分を含めて平均11.1%の値上げを行った2019年10月以来で、この時は初乗り運賃が170円から200円に引き上げられました。
JR北海道は来年4月からの値上げにより年間でおよそ37億円の増収が見込まれるとしていて、28日、国に値上げの申請を行うことにしています。