大樹町農協元職員 口座無断解約し約1000万円窃盗罪で起訴

大樹町農協元職員 口座無断解約し約1000万円窃盗罪で起訴

十勝の大樹町農協の元職員が顧客の定期貯金口座を無断で解約し、およそ1000万円を盗んだとして、釧路地検帯広支部は26日、この元職員を窃盗の罪で起訴しました。

起訴されたのは帯広市の無職、仲澤明穂被告(27)です。
起訴状によりますと、仲澤被告はことし1月から2月にかけて当時勤務していた大樹町農協で複数の顧客の定期貯金口座を無断で解約し、あわせておよそ1000万円を盗んだとして窃盗の罪に問われています。
検察は認否を明らかにしていませんが、警察によりますと、これまでの調べに対し「ブランド品の購入などに使った」などと容疑を認める供述をしていたということです。
事件をめぐっては仲澤被告はことし3月に懲戒解雇されていますが、大樹町農協は総額でおよそ6700万円が着服されたとして被害届を提出しています。