警察が要人警護の技術向上などを目的に訓練 釧路

安倍元総理大臣が銃撃された事件などを受けて全国の警察で要人の警護が強化される中、釧路市で警察が要人の移動などを想定した訓練を行いました。

釧路市にある北海道警察学校釧路方面分校では警察官およそ30人が参加し、25日から2日間要人警護の技術向上などを目的とした訓練が行われました。
26日はまず、道警釧路方面本部の飯野延弘警備課長が「実際の警護の現場で自分が何をできるかということを意識しながら、訓練に取り組んでほしい」と呼びかけました。
その後、車で到着した要人を建物の入り口まで誘導する訓練が行われ、不審者がいないか確認しながら要人を移動させるなど重視するべきポイントが確認されました。
また演説会での事件を未然に防ぐため金属探知機を使ったボディーチェックの訓練も行われ、不審物が見つかった際に警察官と警備会社が連携して対応する手順などを確認しました。
道警釧路方面本部警備課の加藤慶信警部は「訓練を重ねるとともに主催者との連携を深め警護対象者のさらなる安全確保につなげたい」と話していました。