羅臼沖で白いシャチ2頭 ことしも確認 3年前と同じ個体か

世界自然遺産・知床の羅臼町の沖合で、体の色が白いシャチ2頭が泳いでる姿がことしも確認されました。

地元の観光船業者・知床ネイチャークルーズによりますと、17日午後3時ごろ、羅臼漁港からおよそ13キロの沖合で、観察ツアーを行っていたところ、シャチの群れの中に白いシャチ2頭を見つけました。
撮影された映像からは、シャチが数回、海面から姿を現し、2頭のうち大きい個体は体長7メートル近くの成熟したオスとみられるということです。
羅臼町の沖合では5年前に初めて大学などの研究者のグループと、地元の観光船のガイドが白いシャチを確認して以降、3年前と去年にも確認されています。
今回確認された2頭のシャチは背びれのシルエットや行動などから3年前に見られた個体と同じではないかということです。
知床ネイチャークルーズの長谷川雄紀船長は「ほぼ毎日船に乗っているが、白いシャチが見られるのは珍しい」と話していました。