北方領土 海保が貝殻島灯台の消灯を確認 去年9年ぶりに点灯

17日夜、北方領土の歯舞群島の一部、貝殻島で去年、9年ぶりに点灯していた灯台の明かりが消えていることが確認されました。
原因は分かっておらず、海上保安部は付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。

根室海上保安部によりますと、17日午後8時ごろ、根室市の納沙布岬の沖合でパトロール中の巡視船が貝殻島にある灯台の明かりが消えていることを確認しました。
消灯の原因などは分かっていないということです。
貝殻島の灯台をめぐっては2023年8月、9年ぶりに明かりが点灯し、ロシア国旗のようなものが設置されていることや、外壁が白く塗られていることなども確認されていて、政府が外交ルートを通じてロシア側に申し入れを行っていました。
貝殻島周辺では15日から日本とロシアの民間交渉に基づくコンブ漁の今シーズンの操業が始まっていて、海上保安部は付近を航行する船舶に注意を呼びかけています。