北海道神宮 札幌まつり 伝統の神輿渡御

北海道神宮の例祭、「札幌まつり」は16日が最終日で、華やかなみこしや山車の長い行列が市内を練り歩く伝統の「神輿渡御」が行われました。

「神輿渡御」は、北海道神宮に祭られている自然や産業などを守る神々に、札幌の繁栄ぶりを見てもらうため明治11年から行われている札幌の初夏の風物詩です。
午前9時ごろに平安朝の華やかな衣装を着た人たちが北海道神宮を出発し、太鼓やきれいな笛の音を鳴らしながら、神々が祭られている4基のみこしとともに札幌の中心部に向かいました。
そして、道中で9基の山車と合流して行列はおよそ1000人、長さはおよそ1キロにも及びました。
この華やかな行列を見ようと沿道には多くの人が集まって、手を振ったり、写真を撮ったりしていました。
札幌市の50代の男性は「音が聞こえてきて急いで走って見にきました。こんなに立派なものが見られるとやっぱり楽しいです」と話していました。
また、小学2年の男の子は「昔の衣装がかっこよくて、みこしも迫力がありました」と話していました。
時折、雨が強まりましたが、「神輿渡御」は予定通り、ススキノや大通公園など札幌の中心部をおよそ15キロ練り歩きました。