帯広の動物園 アメリカバイソン赤ちゃんが約20年ぶり誕生

帯広市の「おびひろ動物園」で牛の仲間、アメリカバイソンの赤ちゃんが約20年ぶりに誕生し、訪れた人たちに愛らしい姿を振りまいています。

アメリカバイソンは北アメリカを主な生息地とする牛の仲間で、大きな角を持ち、オスは体重1トンほどに成長します。北海道では、「おびひろ動物園」で唯一飼育しています。
赤ちゃんはオスで、5月24日に5歳のメス「サクラコ」と4歳のオス「グラン」との間に生まれました。おびひろ動物園でのアメリカバイソンの赤ちゃんの誕生は2003年以来21年ぶりです。
赤ちゃんは展示施設で、軽やかに走ってみせたり、母親が草を食べると、まねをして小さな口でほおばったりするなど愛らしい姿を見せて訪れた人たちを和ませていました。
動物園は赤ちゃんの名前を飼育員が考えた複数の候補の中から来場者の投票で決めたいとしています。
家族で芽室町から訪れた30代女性は「アメリカバイソンの赤ちゃんを見るのは初めてですが、かわいいですね」と話していました。
おびひろ動物園の松尾太郎主任は「待望の赤ちゃんが生まれてうれしいです。生まれたばかりのこの時期は親とは違った赤茶色の毛をしているので、今しか見られない姿をぜひ見に来てほしいです」と話していました。