クマ対策を強化 札幌南区の大学キャンパスで電気柵を設置

去年、敷地内でクマが駆除される騒ぎが起きた、札幌市南区にある東海大学札幌キャンパスでは、クマが出没するシーズンを迎え、新たに電気柵を設置するなど対策を強化しました。

札幌市南区南沢にある東海大学札幌キャンパス周辺では去年9月、クマの出没が相次いで、大学や付属の高校が臨時休校になり、敷地内で1頭が駆除される騒ぎになりました。
その際、高さおよそ3メートルの柵をクマが乗り越えたとみられる跡が見つかっていることから、大学は市と対策を協議したうえで、新たに電気柵を設置したということです。
東海大学札幌キャンパス札幌オフィスの田中滋樹総務担当課長は「学生の安全が第一だ。クマとなるべく接触・接近しないような対策をとっていきたい」と話していました。
クマが近づかないよう、大学では来月、学生も参加して周辺の草刈りを行う予定です。