共和町特産 らいでんスイカの初競り 最高値は2玉35万円

後志の共和町特産の「らいでんスイカ」の初競りが札幌市の中央卸売市場で行われ、最も高いもので2玉35万円と、過去最高となった去年と同じ額で落札されました。

「らいでんスイカ」は共和町で生産されたスイカのうち、糖度や果肉の詰まり具合など一定の基準を満たしたもので、強い甘みとしゃきっとした食感が特徴です。
札幌市の中央卸売市場では、10日収穫された142箱が初競りにかけられました。
地元の農協によりますと、朝晩に冷え込み、1日の寒暖差が大きくなった日が多かったことから、甘みが強いスイカがたくさん育っているということです。
仲買人らは威勢の良いかけ声とともに次々とスイカを競り落とし、最も高いもので2玉35万円と、過去最高となった去年と同じ額で落札されました。
「らいでんスイカ生産組合」の岡崎行夫組合長は「ことしは春先の天候不順でどう育つか不安な部分もありましたが、甘みのあるスイカができました。ことしの夏も暑いと思うので、スイカを食べて元気に過ごしてほしいです」と話していました。
「らいでんスイカ」は、ことし9月末まで出荷されるということです。

【最高値のらいでんスイカはさっそく店頭へ】
最高額で競り落とされた「らいでんスイカ」のうち1玉は、11日午前、札幌市西区のスーパーの店頭にさっそく並べられました。

競りでは2玉35万円、1玉は17万5000円となる計算ですが、店頭での値段は税込みで1万692円で、店の入り口近くの目立つ場所に初入荷という表示とともに置かれていました。
「ラッキー山の手店」の青果担当の中尾修介チーフは「去年はその日のうちに売れてしまったと記憶しています。ご祝儀価格で競りの価格は高いですが、お客様に楽しんでほしいと、この値段にしました」と話していました。
そのうえで「夏場になると値段も1000円台で買えるようになると思うので、みなさんに楽しんでほしいです」と話していました。

【最高額で落札のスイカ 売れる】
この最高額で落札されおよそ1万円で販売されていた「らいでんスイカ」ですが、先ほど午後5時ごろに売れました。贈答用だということです。