砂川の5人死傷事故から9年 全道で一斉に飲酒運転取り締まり

砂川市で、無謀な飲酒運転が原因で5人が死傷した事故から9年となるのにあわせ、警察は全道で一斉に飲酒運転の取り締まりを行いました。

平成27年6月6日、砂川市の国道12号線で家族5人が乗った車が猛スピードで走ってきた飲酒運転の車に衝突され、4人が死亡、1人が大けがをしました。
この事故から9年となるのにあわせ、警察は6日、全道で一斉に飲酒運転の取り締まりを行いました。
このうち、札幌市東区では交通量の多い道道で検問を実施し、通りかかった車両を1台ずつ止めて、ドライバーの呼気からアルコールが検出されないか調べました。
警察によりますと、この場所では1時間の取り締まりの間におよそ300台を確認しましたが、違反はなかったということです。
道内では、去年、飲酒運転を伴う人身事故が86件発生し、6人が死亡、121人がけがをしたということで、札幌東警察署の松本剛志交通官は「飲酒運転は非常に悪質な犯罪です。飲酒運転をしない、させない、許さないという意識を持ってもらい、飲酒運転の根絶につとめていきたい」と話していました。