帯広市中心部に小劇場オープンへ 空洞化歯止めに期待

空洞化が課題となっている帯広市中心部に民間の小劇場がオープンすることになり4日、内部が公開されました。

この劇場は市中心部にあるビルの地下に作られたもので、ビルが面する通りの名前から「平原通り小劇場」と名付けられました。
オープンを前に内部が報道陣に公開され、役者の顔が照明にはえるよう黒く塗られた壁や床のほか、80ある客席などが紹介されました。
演劇だけでなく、落語や音楽ライブなどの公演も行えるよう設計されたということです。
劇場が完成した帯広市中心部は、「藤丸」など大型商業施設の閉店が相次ぎ、空洞化が大きな課題となっていて演劇などを通じて街の活性化につながることが期待されています。
劇場を作った地元の実業家の勝海敏正さんは「街なかがさみしくなっているなか、小劇場をつくることでいい意味での猥雑さややりたいことができる空間を生み出して、その結果として町に活気が出ればうれしい」と話していました。
劇場では今月15日、札幌市の劇団がこけら落としの公演を行う予定です。