江差町 トラウトサーモン水揚げ

昨年度からトラウトサーモンの養殖に取り組んでいる江差町で、今シーズンの水揚げが行われました。

ひやま漁協は、昨年度からトラウトサーモンの養殖に取り組んでいて、去年12月、幼魚4000匹を江差港にあるいけすに放流し、6か月ほど育ててきました。
体長およそ50センチ、重さが2キロを超えるまでに成長したことから先月、今シーズンの水揚げが行われました。
直径20メートルほどのいけすの中で泳いでいるトラウトサーモンを大きなタモで次々とすくい上げたあと、その場でしめて容器に入れていきました。
このあと、近くにある作業場に運び、体長や重さを1匹ずつ測定し、「重い、大きい」などと声を上げながら作業をしていました。
水揚げ作業をしたひやま漁協江差支所サーモン部会の若山恭也部会長は、「餌やりは大変でしたが、大変立派に育ち、最高の出来だと思います」と話していました。
江差町で養殖されたトラウトサーモンは、「江さしっ子繁虎」と愛称が付けられ、この日は、水揚げされたばかりのサーモン100匹が限定販売され、購入した人たちは「刺身やフライ、塩焼きなどで食べます」と笑顔で話していました。
水揚げされたトラウトサーモンは町内の飲食店やスーパーなどで販売されるほか、江差町のふるさと納税の返礼品にもなるということです。