公立高校の配置計画案公表 南茅部高校で募集停止方針 道教委

来年度以降の公立高校の配置計画案が公表され、この中で、道教育委員会は3年後の令和9年度に函館市にある南茅部高校で生徒の募集を停止する方針を示しました。

道教育委員会は、各公立高校で、進学希望者に応じた定員を確保するため、毎年、配置計画をまとめていて、4日、来年度から令和9年度までの計画案を公表しました。
この中で、函館市にある南茅部高校については入学者が2年続けて10人未満となっていることから、令和9年度に生徒の募集を停止するとしています。
また、札幌市の市立札幌藻岩高校と市立札幌啓北商業高校は中学校の卒業者数などを踏まえて新たに設置する単位制の高校に再編統合されるため、令和9年度にそれぞれ生徒の募集を停止するとしています。
このほか、計画案では定時制のニセコ高校が生徒の在籍状況などから令和8年度に生徒の募集を停止し、同じ場所に全日制の高校が新設されるということです。
道教育委員会は今後、地元の意見を聞いた上で、ことし9月上旬に最終的な配置計画をまとめることにしています。