JR桑園駅 開業100年で記念イベント

札幌市のJR桑園駅の開業100年を記念するイベントが開かれ、多くの人でにぎわいました。

JR函館線と学園都市線が乗り入れる札幌市中央区の桑園駅は、1924年、大正13年の6月1日に開業し、1日で100年を迎えました。
駅では記念の式典が開かれ、長谷川健司駅長が「桑園駅は100年の節目を迎えましたが、この先も皆様に愛され親しまれる駅になるよう、駅員一同、頑張っていきたい」とあいさつしたあと、くす玉が割られました。
駅ではさまざまな催しも行われ、このうち駅員になりきるコーナーでは、制服や帽子を身につけた子どもたちが列車に合図を出す旗などを手に持ち、記念写真を撮っていました。
JR北海道によりますと、桑園駅の利用客数は沿線人口が増えている影響で増加傾向にあり、2022年度は1日あたり2万人近くに上ったということです。
これを受けてことし3月のダイヤ改正では札幌方面と新千歳空港を結ぶ快速「エアポート」が停車するようになるなど利便性が向上しました。
4歳の娘とイベントに訪れた近くに住む40代の女性は「快速列車が止まるようになって空港に行くのがとても楽になりました。便利な駅なので今後も利用を続けたいです」と話していました。