姉を殺害 義理の弟を襲った殺人などの罪 54歳容疑者を起訴

ことし1月、後志の余市町と岩見沢市で男女2人が包丁で刺され、このうち1人が死亡した事件で、札幌地方検察庁は54歳の容疑者について刑事責任が問えると判断し、31日、殺人などの罪で起訴しました。

起訴されたのは札幌市西区の無職、高橋元被告(54)です。
起訴状などによりますと、被告はことし1月余市町で1人暮らしをしていた63歳の姉を包丁で複数回刺して殺害した後、岩見沢市に移動して義理の弟も包丁で襲ったとして、殺人と殺人未遂、それに銃刀法違反の罪に問われています。
札幌地検は刑事責任能力を調べるため3か月にわたって鑑定留置を行った結果、刑事責任を問えると判断しました。
検察は認否について明らかにしていません。
警察によりますとこれまでの調べに対し「一方的に恨んでやった」という趣旨の供述をしていたということです。