山開き前に北海道駒ヶ岳噴火想定訓練

6月1日の山開きを前に、北海道駒ヶ岳が噴火した際の対応を確認する訓練が行われました。

標高1131メートルの北海道駒ヶ岳は毎年6月1日に山開きが行われ、10月いっぱいまで登山ができますが去年12月ごろからは、火山活動がやや活発な状態にあります。
こうしたことを受け、道のほか、北海道駒ヶ岳がまたがる自治体など15の機関から87人が参加し、実際に噴火した際の連携などを確認する訓練が行われました。
訓練では、3分間の火山性微動が観測されてからおよそ2時間半後に噴火したという想定で行われ、参加者は、刻々と状況が変化する中、住民の避難先の確保などを確認していました。
また、今回はオンラインで渡島総合振興局と森町や鹿部町、それに七飯町の役場がつながれ職員らは、通信状況などを確認しながら情報収集にあたっていました。
渡島総合振興局危機対策室の山内保夫主幹は「新たな取り組みとして実際の状況に近いオンライン形式で訓練をしたが通信状況などいくつか課題も見つかったのでいざというときに備え、しっかりと準備をしたい」と話していました。