札幌光星高 将棋の全道大会に出場できず 顧問が申し込み忘れ

将棋の強豪校としてしられる札幌光星高校の囲碁将棋部が、30日から開かれる全道大会の参加申し込みを顧問の教諭が忘れたために、出場できないことが分かりました。

札幌市東区にある札幌光星高校の囲碁将棋部は、全国大会に出場経験もあり、将棋の強豪校として知られています。
30日から函館市で2日間の日程で開かれる「全道高等学校将棋選手権大会」の参加申し込みは、今月7日の午後2時まででしたが、高校などによりますと、囲碁将棋部の顧問の教諭が締め切りの3日後に手続きをしていなかったことに気がついたということです。
これを受けて今月16日から保護者らが出場の許可を求める署名活動を行い、大会を運営する北海道高校文化連盟に5000筆を超える署名を提出していましたが、出場は認められなかったということです。
道高文連の将棋専門部は、「組み合わせ抽選も行われたあとで公平性に欠けてしまうため、認めることはできなかった。昨年も同様の事態があったことから、申請漏れを防ぐ方法について今後検討したい」としています。
札幌光星高校の駒井健一郎校長は、「生徒に対して申し訳ないことをしてしまい、深く反省している。複数の顧問で締め切りをチェックしたり、生徒たちとも開催要項を共有したりして、同様のことが起こらないよう対策をしていきたい」と話しています。