迅速に取り押さえる“逮捕術”の大会 警察官が訓練成果を競う

犯人を迅速に取り押さえる「逮捕術」を競う大会が札幌市で開かれ、参加した警察官が日頃の訓練の成果を競い合いました。

これは北海道警察本部が、警察官の技能の向上などを目的に開いている大会で、札幌市豊平区の「北海きたえーる」には全道から集まった警察官およそ380人が参加しました。
「逮捕術」には柔道や空手などの要素が取り入れられていて、互いに素手で戦う種目のほか、凶器の短刀を持った相手に素手で挑む種目もあります。
道内ではことし2月に札幌市内のコンビニで店員が刃物で刺されて死亡する事件が起きています。
こうした事件に対応できるよう日頃から凶器を持った相手に素手で対応する訓練も行っているということで、参加した警察官たちは相手の隙を見つけて胴をついたり、攻めをかわしたりして日ごろ鍛えた技の成果を競い合っていました。
また、攻めが決まると、大きな拍手や歓声が上がっていました。