岩見沢市立総合病院 医療行為で患者死亡 第三者機関に報告

ことし1月、岩見沢市立総合病院で行われた医療行為によって患者が亡くなったと、病院が27日公表しました。病院は患者の死亡事故が起きた際に原因の調査などを義務づけた「医療事故調査制度」に基づき、第三者機関に報告した上で、警察にも届け出たということです。

岩見沢市立総合病院によりますと、ことし1月、医療機器を使った医療行為で患者が死亡し、その後、医療機器の取り扱いを誤ったことが、死亡の原因かもしれないと関わった医療スタッフが気づいたということです。
病院はその後、遺族に対して謝罪するとともに、医療が原因で予期せず患者が死亡した「医療事故」にあたるとして、患者の死亡事故が起きた際に原因の調査などを義務づけた「医療事故調査制度」に基づき、第三者機関の「日本医療安全調査機構」に報告したということです。
また、病院の指針にのっとり、警察にも届け出たということです。
病院は、外部の専門家も交えて再発防止策を今月とりまとめたということですが、過失の有無について警察の捜査が続いているため、現時点では事故の詳細を開示できないとしています。
岩見沢市立総合病院の青山毅事務部長は、27日開かれた記者会見で、「このような事態が発生いたしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。