標津町 サケの一生の写真展 命の営みを紹介

生命力あふれる写真でサケの一生を紹介する写真展が標津町で開かれています。

標津サーモン科学館に展示されているのはオホーツク海側の美幌町などを拠点に活動する写真家の二神慎之介さんが道東を中心に撮影した24点の写真です。
写真はサケの一生を紹介する子ども向けの写真絵本の原画で、絵本と同じように秋の海に集まったサケが流れに逆らって川を遡上するシーンから始まります。
そして力を振り絞って産卵する場面や産卵を終えて力尽き、川底に横たわる様子など臨場感あふれる命の営みが紹介されています。
また、サケの赤ちゃんの写真は科学館の施設で撮影されていて、栄養が詰まったおなかの袋に張り巡らされている血管など肉眼では見づらい細やかな部分を観察することができます。
標津サーモン科学館の西尾朋高副館長は「写真では細かいところまでしっかり見られるのでぜひ足を運んでほしい」と話しています。
写真展は標津サーモン科学館で7月上旬まで行われる予定です。