“阿寒湖のマリモ”の観察会 地元の子どもたちが生態学ぶ“

国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」の観察会が開かれ、地元の子どもたちがマリモに触れてその生態を学びました。

この観察会は毎年開かれていて、23日は阿寒湖義務教育学校の4年生の児童7人が参加しました。
子どもたちは、ふだんは立ち入りが制限されている阿寒湖のチュウルイ湾を訪れ、保護活動に取り組んでいるNPOの担当者などから大きくなる前のマリモはきれいな丸の形をしていないことなど生態について説明を受けました。
子どもたちは波打ち際に打ち上げられた数センチほどの小さなマリモを見つけては歓声を上げ、手にとって質感を確かめていました。
そのあと、船の上から水中メガネを使って湖底のマリモを観察しました。
児童の1人は「湖の底には思ったよりもぎっしりマリモがあった。見られてうれしかった」と話していました。
NPO法人「阿寒湖のマリモ保護会」の小林道之会長は「子どもたちに学校の授業や生活の中でマリモのことをしっかり学んでもらい、保護活動につながれば」と話していました。